高血圧とは
- 高血圧とは、病的に高い血圧が持続することにより、血管や臓器に障害を起こす疾患です。心臓が血液を送りだすときの血管内の圧力を「血圧」といい、心臓が収縮して血液を送りだすときを「最大(収縮期)血圧」、心臓が拡張したときを「最小(拡張期)血圧」とよびます。高血圧は自覚症状が現われにくいため放置されやすいのですが、放っておくと動脈硬化がすすみ、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病などを引き起こします。
- 高血圧は血圧の数値によって下のように分類されています。収縮期血圧120mmHg/拡張期血圧80mmHg未満を最も好ましい血圧(至適血圧)、130mmHg/85mmHg未満までを正常血圧、130~140mmHg未満/85~90mmHg未満を正常高値血圧とし高血圧とは扱っていませんが、正常高値血圧であっても至適血圧の人と比べると、心臓病や脳卒中のリスクが高くなっています。
アディポネクチンとの関係性
- 奇跡のホルモン“アディポネクチン”の著者である某大手クリニックの医師は、高血圧と診断された人は、必ずアディポネクチン濃度の測定をするよう、その著書の中で説明しています。
- アディポネクチン値が低いと、高血圧を悪化させるばかりか、血糖や中性脂肪もたかくなり、動脈硬化も進行してしまいます。
- アディポネクチンは血管拡張作用もあるので、塩分の取り過ぎとは関係がない高血圧も下げる効果があります。つまり、血圧のコントロールには、アディポネクチンが欠かせない事がわかります。